胃のかたち
上田信治による俳句研究。
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編者がえらい
「ホトトギス雑詠句会評抄」という本を、へらへら笑いながら読んでいます。

   二つづゝふぐり下りのむかごかな 寸七翁

風生「むかごとふぐりがぴったりと会っていることが非常に面白いと思う。むかごがふぐりか、ふぐりがむかごか、と言い度い位に二つのものがぴったりと」

  ブラジルは世界の田舎むかご飯   念腹

素十「世界の『田舎』という言葉は勿論世界中で一番文化に遅れ遠ざかっておる所というのであるが」

  山高帽(ヤマタカ)に夕立急ロンドンはおもしろし  青邨

清三朗「中七の字余りのこなし方など憎い程うまい」

無茶な句が、無茶なほめられ方をしていて、おもしろいです。
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出落ち2
寝起きに「ホトトギス巻頭句集」という本をほにょほにょと、読んでいて、
さすがに立派な句が多いですなあ、と思っていたら、


  美しき布団かけたり置火燵   村上鬼城(大11・5)


あはははは。いいなあ。この人。
出落ち
物体として、言葉として、いきなりおもしろいモノってありますよね。
たとえば「擂粉木」。

  擂鉢に擂粉木ありぬ夏の宿    寺澤一雄
  擂粉木のぶらさがり冬来たりけり 奥坂まや

夏でも、冬でもいけるという。

「擂粉木のあたまを遣ふはるのくれ」「擂粉木の素の香は冬の奥武蔵」という句もありますが、かえって、あまり擂粉木に仕事をさせないほうがおもしろいようです(「はるのくれ」は中原道夫「奥武蔵」は三橋敏雄)。

つまりこれを「出落ち」という。
賀春


   新聞に大きな鏡餅の写真   信治


2006年
「おそらく、画家としてのぼくにとっては、「絵画」とはセザンヌやゴッホやマティスが実現した「何か」のことであり、その「何か」(のなかの「ある部分」)をさらに追求してゆくことでしかないだろう。勿論、ぼくは「現代」の「日本」で生きているのだから、彼らとは別の形でそれをするしかないのだが」古谷利裕(04/11/28付ブログ

「 私が先賢に代わってきっぱり申し上げるが、終わりなき哲学的考究に哲学者たちが勤しんできたのは、『もういいや、ラーメンでも食おう』というひとことに千鈞の重みを与えるためなのである」内田樹(06/1/1付ブログ

九鬼周造「小唄のレコード」

「私がしたいのはね、この世界にちょっとしたドリームを与えるような…」「そういうことなんだ」黒田硫黄(「セクシーボイスアンドロボ#2」

今年もお世話になりました。みなさま、良いお年を。
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