胃のかたち
上田信治による俳句研究。
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立体写真としての俳句
視覚像がぱかっと、立ち上がるような句。

   食べてゐる牛の口より蓼の花  高野素十

思い切り、牛の口の運動が、見えてしまう。こういう句には、季感はいらない。作者の心情もいらない。脳に視覚イメジが立ち上がる快感自体が、目的であるような。

   空をゆく一とかたまりの花吹雪  高野素十

いわば「立体写真」としての俳句。二枚のちょっと視点のずれた写真を、自分をだましながら両目で見ると、そこにはない立体が、脳の中に立ち上がる。「おお、見える見える」とか言って、うれしくなる。あれと同じような。言葉が視覚イメジを喚起する、脳の仕組みで遊んでいるような俳句。

   長袋先の反りたるスキー容れ  山口誓子

もう美ですらない。
ただ、人間が持つ「言葉を分かるという能力」の発揮です。能力の発揮は、快感を生む。
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コメント
この記事へのコメント
こんにちは、どこでも覗く佳音です。
もしかして・・・できたてのブログでせうか?
おめでとうございます♪♪
感想になっていなくてごめんなさい。。。
2005/11/28(月) 17:22:08 | URL | 佳音 #wkpVprow[ 編集]
坂石佳音さんですよね
書き込みありがとうございます。
こんなん、はじめてみましたー。
よろしくお願いしますー。
2005/11/28(月) 22:11:52 | URL | 信治 #tl9rY.2.[ 編集]
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