胃のかたち
上田信治による俳句研究。
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当て振りとしての俳句
要するに、こういう句。
わかりやすくするために多行形式で表記してみる。(改行は引用者)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
             竿  
            刈
           布
          若
         き
        長
       す
      出
     き
    抽
   り
鳴門よ

(鳴門より抽き出す長き若布刈竿 山口誓子)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
二階                    
  から                    
    降り
      て 用  な き   石蕗日和  

(二階から降りて用なき石蕗日和 橋間石)   
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・






  郵便
く 〒局 のありにけり  

(滝近く郵便局のありにけり 平畑静塔)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

言葉の指示する内容と言葉の形が、よく似たしつらえになっている。それは、一行表記に戻しても変らない。いわば、歌詞を体全体で表現しつつ歌う「当て振り」のような。

句の形が、その句の内容をトレースしている句。
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コメント
この記事へのコメント
参考にしました
2005/12/21(水) 04:14:33 | URL | 信治 #-[ 編集]
とりあえず、
「滝近く」の句に笑いました。
じゃあ、僕も一句。

  日のには
 き    と
永  柵   り
   を
   越
   え
   に
   け
   り

(永き日のにはとり柵を越えにけり  芝不器男)
2005/12/23(金) 02:36:07 | URL | ユースケ #-[ 編集]
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