胃のかたち
上田信治による俳句研究。
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アナグラム?
2005年を代表する句集から、一句。

   泉あり子にピカドンを説明す  池田澄子






この句には、泉ピン子がいます。

なんども雑誌等で目にしていた句ですが、今日、句集で読んで(増刷になったので、買えた)はじめて気がつきました。ひょっとして、これ、俳壇的にはもう常識ですか? 笑いました。自分はもう、泉ピン子を想起することなく、この句を読めそうにありません。

もちろん(と、あわてて付け加えますが)泉ピン子は、この句の価値をいささかも減ずるものではありません。アナグラムは、識閾下に訴える詩法なのだそうです。たとえばこの場合、作者は意識的にか無意識的にか、泉ピン子の代表作から句中に「鬼」という言葉を、呼び込んだのかもしれない。




…こわいかんがえになってしまいました。
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コメント
この記事へのコメント
アナグラムについては
内田樹先生の↓このエントリがくわしいです。
http://blog.tatsuru.com/archives/000578.php
2005/12/30(金) 22:56:55 | URL | 信治 #tl9rY.2.[ 編集]
たしかに、はっきりと
泉ピン子の全身が見えます。他には何も見えないくらい、はっきりと。

他には?と早速「アナグラムの例をもっと!」とせがむ。
2005/12/31(土) 01:47:45 | URL | tenki #ew5YwdUc[ 編集]
いやあ、
アナグラムはソシュールが、イッちゃったといわれるほどの、
危険領域ですから。なかなか見つかりません……見つけたら、ご報告します。三橋敏雄あたりが、あやしいのですが。
2005/12/31(土) 04:03:44 | URL | 信治 #-[ 編集]
身もふたもない
艶消しなことを書きますが、席題で「泉ピン子」というのを出されて
「そんな難しいの詠めないわ」
「ばらばらにしてもいいからさあ」
みたいな会話の末にできた、ってこと、ないでしょうか。どことなく語の並びに不自然さが感じられるのですが…。しかし、それで「ピカドン」が出たとしたら、それはそれですごいです。
2005/12/31(土) 22:58:01 | URL | 四童 #-[ 編集]
あるかもしれません
だとしたら、作者は(この子の出自については、黙ってよー)と、思ってるかもしれないですね。
2005/12/31(土) 23:44:21 | URL | 信治 #tl9rY.2.[ 編集]
キャー、びっくり!俳句って、と言うより言葉って面白い!(出自については、黙ってよー)に御腹が痛くなるほど笑いました。(信治さま、ありがとう)
2006/01/11(水) 01:19:50 | URL | 澄子 #-[ 編集]
v-297きゃー!!

ご本人のおでましだわ!!v-344
2006/01/11(水) 02:33:14 | URL | あやk #NpCq7FQQ[ 編集]
ご本人に
笑っていただけたとは、光栄の至りです。

>黙ってよー
「あれは、ピン子よ、決まってるじゃない」とか言われたら、マジメに鑑賞を書いた高柳さんが、かわいそうすぎますから。
2006/01/14(土) 13:24:44 | URL | 信治 #tl9rY.2.[ 編集]
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