胃のかたち
上田信治による俳句研究。
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ハイクマ句
   白菜の中に正気の街がある            ユースケ

白菜を切るといっしゅん、鮮烈なものが現れる。
そこに「狂気」があったら、それは当たり前。非日常としての「正気」が、日常のゆるさを告発する。ちょっと右翼っぽいけど、その気合いや、よし。

しかも「街」。主人公のいる場所を、白菜から現れたものが一気に包み返す。この逆転の構図。日常の隠れた一部分として「正気」があるのではなく、見えない「正気」の中に、ゆるい日常が浮かんでいるのだ、という認識。

しかも「ある」。白菜を切って、ゴロンと転がったら、もう「正気」はないわけで。切るいっしゅん前の幻視として言いとめたところが、かっこいい。

うん。なんというすばらしい鑑賞でしょう(笑)。
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