胃のかたち
上田信治による俳句研究。
201704<<12345678910111213141516171819202122232425262728293031>>201706
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
はめ絵としての俳句
感覚的要素を組み合わせて、絵をつくる句。

   春雷や暗き厨の桜鯛  水原秋桜子

すこしの暖かさの中に、すこしの冷たさが。すこしの暗さの中に、すこしの光が配される。ガクブチに入れて、『微差』と題をつけて売りたいような。見事な絵。

   冬いちご森のはるかに時計うつ  金尾梅の門   
   魚眠るふる雪のかげ背にかさね  〃

ほんとうに美しい。でも、すこし古くさい。なんというか、作品に先行して美的基準があって、そこに「はめ絵」をして作ったような。……言いすぎか? 言いすぎだろう。ぼくらはいつも、原因と結果を取り違える。

   弁論やてのひらに乗る鳥を飼ひ  摂津幸彦
   少年の窓やはらかき枇杷の花   〃

狙おうが狙うまいが、美はおおむね「まぐれ当たり」として、訪れる。
人間にできるのは、せっせと、はめ絵に励むこと。
スポンサーサイト
コメント
この記事へのコメント
はい、坂石佳音でございます。(いつの返事や(^^ゞ)
>狙おうが狙うまいが、美はおおむね「まぐれ当たり」として、訪れる。

!。 (^-^)
だから当らないけどけふも鉄砲打ち。
2005/12/01(木) 11:08:23 | URL | 佳音 #-[ 編集]
すてき。
弁論やてのひらに乗る鳥を飼ひ  摂津幸彦

いいですねぇ~超好き。v-534
2005/12/01(木) 22:36:24 | URL | あやか #NpCq7FQQ[ 編集]
コメントを投稿する

管理者にだけ表示を許可する
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック
copyright © 2004-2005 Powered By FC2ブログ allrights reserved.
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。