胃のかたち
上田信治による俳句研究。
201704<<12345678910111213141516171819202122232425262728293031>>201706
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
「本意とはなんでしょう」
季語「熊」の本意は「負ける神」ということだと思う。

  未だ月の匂ひをさせて熊の死よ    ヤ・ユースケ
  山ふたつむかふから熊の肉とゞく   飴山實
  生くることしんじつわびし熊を見る  安住敦

季語「菜の花」の本意が「光」であることは誰もが首肯するところだろうし、

  菜の花や月は東に日は西に      与謝蕪村
  べたべたに田も菜の花も照りみだる  水原秋桜子
  菜の花のおもひのほかに冷たしや   甲田鐘一路

そこから「菜の花」の塩漬けである季語「花菜漬」の本意が、「喪失」(または「郷愁」)であることは、容易に演繹される。

  顧みて子なきもよしや花菜漬     新上一我
  人の世をやさしと思ふ花菜漬     後藤比奈夫
  多い目に御飯を炊いて花菜漬     稲畑汀子

季題とは別に、「本意」とは「蓄積された含意」である。

創作において、無意識の含意は使えるが、意識化(あるいは公然化)してしまったら、それはもう使えない。「本意」は密教である。そうか、こんなブログを書いている場合ではないか。
スポンサーサイト
コメント
この記事へのコメント
上田さん、こんばんは。
こちらでは、週末、吹雪でした。
雪が激しく降る前に、雷が鳴りました。
「雪起こし」ってやつです。初体験でした。
ゆきおこし、冬の季語ですね。
一句、お願いします。
考えたけど、無理でした。
2006/02/14(火) 17:37:03 | URL | Koharu #O41bhH7A[ 編集]
さっき、ベッドで思いつきました。

ゆきおこし ほんとにあるとは びっくりだ

やっぱ駄目ッすか。。。
2006/02/14(火) 18:32:30 | URL | Koharu #O41bhH7A[ 編集]
上の駄句、うちのブログにアップしましたv-15
上田さんちのサイトも引用しちゃいました。
支障あったらお手数ですがご連絡下さいましv-15v-15
2006/02/14(火) 19:44:42 | URL | Koharu #O41bhH7A[ 編集]
koharu様
やあやあ、漫研のキミではないか。そちらは雪ですか。koharu句、ありがとう。えーとお返しに一句献上。

  君が聞くフィラデルフィアの雪起し 信治

もひとつ。

  吹雪なりニョッキは指の間から   

なんてね。
2006/02/15(水) 00:47:13 | URL | 信治 #tl9rY.2.[ 編集]
漫研
漫研は俳人輩出機関なのでしょうか。
私の師匠御二人はW大漫研出身です。

それはそうと、秘儀は、明かすとパワーが減退するのではないでしょうか。
2006/02/15(水) 01:38:09 | URL | てんき #ew5YwdUc[ 編集]
言いたがり
汀子さんの句を「喪失」の句として読んだらおもしろくないですかー、ということを言いたくて、つい……刺客に注意ですね。

ところで、ぼくもWなんです。>御二人 お一人は分かる気がするのですが、もう一人はどなただろ・・? 
2006/02/15(水) 07:45:51 | URL | 信治 #tl9rY.2.[ 編集]
上田さん、お願い通り、詠んで下さってありがとうございます~v-252
しかも、うちのブログにまでコメント下さり、恐縮です。

なんか珍しく文化的な時間を過ごせて、満足です!

こちらは明日から暖かくなるようです。ぶひっv-16
2006/02/15(水) 16:57:53 | URL | Koharu #O41bhH7A[ 編集]
師匠?
勝手にこっちがそう思っているだけですが、
ゆたかさん(現麦・吟遊)、ひとしさん(現遊牧)。
句友にかまちよしろうさん。仕事関係で数人。
なぜか縁が深いです(前世が漫研か?)

>多い目に御飯を炊いて花菜漬 稲畑汀子
そりゃふとるわ(私もコメ好き。自戒を込めて)

Koharuさん。ブログ拝見しました。ニョッキ、美味しそうです。信治さんの句も宜しいですね。
2006/02/15(水) 19:28:01 | URL | てんき #ew5YwdUc[ 編集]
コメントを投稿する

管理者にだけ表示を許可する
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック
copyright © 2004-2005 Powered By FC2ブログ allrights reserved.
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。