胃のかたち
上田信治による俳句研究。
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人名と季語
「人名句集 チャーリーさん」の「編集後記」に「作るうちに彼(作者西原天気さん・上田注)は、人名がしばしば季語と同様の働きをもつことに気づいた。」とある。

  元日や田谷力三とすれちがう    小沢信男
  春塵やこころの馬鹿のトルストイ  平井照敏
  藤の花会社の人に友田君      寺澤一雄
  アラカンの自生北限なる岬     西原天気

「田谷力三」…「浅草仲見世」との前書があり、人名は、実景(でありうる景)中の一要素であり、一句の中心である。

「トルストイ」…人名はシンボルとして、その含意が、句中の他の要素と響き合うように、置かれている。

「友田君」…人名は、たまたまそこにあった偶然、それ自体。

「アラカン」…人名が、コラージュの素材のように景を異化し、また自身、異化されてもいる。

逆に、これら人名のごとくに季語を使うとしたら、どーよウププ……というようなことを考えておる訳です。
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