胃のかたち
上田信治による俳句研究。
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06/3/17
ちょっと、思いのままに書きます。

虚子には「富貴権門」を好むふうがあった、という人がいます。

  可愛さう頬ざらざらで冷たさう   杞陽
  籐椅子に祖母とありつつつまらなく 爽波
  へつつひに冬至の柚子がのつてゐる 風生 

それぞれ、第一句集から。杞陽、爽波の句なんて、ホトトギスに投句を開始して、一、二年目の句だから、これ、やっぱり、すごく期待されてるというか、甘やかされてるというか。

富貴権門の反対のような境遇の人も、ホトトギスにはもちろんいますけど、こんな八方破れなことは、許されてなかった気がします。

  花ちるや耳ふつて馬のおとなしき  鬼城
  かすかにも顔明りあり五月闇    花蓑

いや、本当にダブルスタンダードがあったかどうかは知りません。花蓑さんにも「飴の玉いつもふくんで日南ぼこ」とかあるんで、一概には、言えませんが。

ただ、その、ひょっとしたら「甘やかし」であったかもしれない領域が、ひじょうに豊かな気がするわけです。爽波のいう「自由闊達の世界」は、ここから始っているんじゃあないか、とか。

だから、つまり、誰か甘やかしてくれないか、私を。(違う)
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コメント
この記事へのコメント
媚薬など
うん、甘やかしてあげるよ。
甘やかして壊れてくれると句敵が一人減るもんね。
あ、そうか。今んとこ、「俳句」の大賞選考委員に甘やかされないと意味ないのか。
応募の句稿に媚薬など振り掛けておく事をお勧めします。
2006/03/18(土) 00:26:08 | URL | ら #-[ 編集]
そうですね
選考委員は、門番ですから。甘えは期待してません。
媚薬というより、目つぶしか何か、仕込んでおきます。

今みんなでよってたかって、俳句観をせまーくせまーくしてる感じがするので、ある種の、貴族性といいいますか、お風呂で前を隠さないような、心性が求められている気がします。
2006/03/18(土) 22:16:07 | URL | 信治 #tl9rY.2.[ 編集]
こんばんは
門番? あはは。明快。
門のあたりには、門番もそれにお伺いを立てる人々も含め、ろくなものではないような。

ま、それはそれとして、狭い俳句観、風呂で前を隠さない貴族性。記事との関連では強引ですが、含蓄。ううむ。含蓄(繰り返し)。
2006/03/20(月) 02:13:59 | URL | てんき #iZL8muj2[ 編集]
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