胃のかたち
上田信治による俳句研究。
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ピジンでGOよ
ようするにピジンで、いいんじゃないかと思うんである。何の話かと言えば、さきごろ話題になった俳人の文語文法のアバウトさの話。

いっぽうに「文語の過去の助動詞『き』は、口語の『た』とイコールではない」とか、「『つ』を『つつ』と混同するな」という意見がある(これは、もっともだと思うが)。近世以前になかった言葉は、文語的に活用したり活用語と接続させちゃダメ(例:×「ささくれし」→ ○「ささくれた」)という意見も読んだことがある。

いっぽうに「そういうことを言われたら『俳文法』ですから! と返せばいい」と言う人もいる。

それって、「ピジン」ってことですよね。「ピジン英語」というのは、南のほうでよく使われる、現地語と混交した英語のこと。coffee が kopi になったり、a little が liklik になったりする。俳句の言葉は「ピジン文語」なんだと考えると分かりやすい。ピジンだから「妻」も「夫」もおんなじ「ツマ」。「二ン月」とか「食うぶ」とか「夕星(ゆふづつ)」とか、すごくピジン。

またいっぽうで「文語と口語の一句の中での混用は避けたい」と言う人は多い。「俳文法」OKでも「混用不可」という人もいると思う(多数派?)。厳密には、切字と口語もダメなのかな。

でも、ピジン的にはOKです。

  大風やはうれん草が落ちてゐる   千葉皓史
  指一本出してつつきぬ冷し瓜    波多野爽波
  ペンキ屋が書いても秋てふ字は淋し 加倉井秋を

ゆるいのが魅力の句は、たくさんあるんだから、自分の手をしばっちゃもったいない。(もちろんカチッと作りたいときは、辞書をひきひき文語でやりますが)


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うん♪
2006/05/15(月) 12:14:11 | URL | 佳音 #-[ 編集]
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