胃のかたち
上田信治による俳句研究。
201706<<12345678910111213141516171819202122232425262728293031>>201708
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
06/5/19
「季題別富安風生全句集」
さわDさんに「風生の句がまとまって読める本があるか」と質問されていたのをフト思い出し「日本の古本屋」を見ていたら、むらむら欲しくなって、自分が先に買ってしまったのだ。さわDさん、ごめん。朝日文庫の「阿波野青畝・富安風生集」も充実しています。

風生、九十二歳のときの出版で、収録句数一万七千七百余句。
「季題別」ならではのことを、パラパラ調べる。

作家は、ひとつの季語を、どれくらいくりかえし使うか。

風生は「秋風」についていえば、<秋風の昼の銀座を歩きゐし>(大正十一年)以来、約五十年間で、百十六句つくっておられます。年に二句は、つくらないと体の調子が悪い。

代表句が、出来てしまったあとも、その季語を使うのか。

<よろこべばしきりに落つる木の実かな>(昭和七年)の「木の実」の場合。第一句集『草の花』に四句登場、お気に入りの季語だったと思われるのに「よろこべば」以後、ずーっと「木の実」の句は発表されていません。(「木の実独楽」や「椎の実」はありますが)なるほど。(二十年後の昭和二十七年にぽつりと一句<木の実落つ蜻蛉も翔たぬ静けさに>……これは作らなくてもよかったような気も……いやいやいやいや)
スポンサーサイト
コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿する

管理者にだけ表示を許可する
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック
copyright © 2004-2005 Powered By FC2ブログ allrights reserved.
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。