胃のかたち
上田信治による俳句研究。
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文学作品に見る自由律俳句
いがらしみきおの「ぼのぼの」5巻に登場するオオサンショウウオさんは、自由律の俳人です。たぶん「層雲」の流れを汲む。

   蹴る子蹴りやすい子五月晴れの下で           オオサンショウウオ
   名もない草を持たされし午後持つ手をかえてみる     〃
   イボの話イボの大きさの話子に石をもたせる       〃
   いない者のうわさをするリスがイボにそっとふれてくる  〃
  
さすがに「イボ」のモチーフの句が多いです。

保坂和志の短めの長編小説「もうひとつの季節」の印象的なエピソード。
  
山頭火の句のことを、どこかで聞いてきた「蝦乃木」は、はじめ「まつすぐな道でさみしい」が俳句になるんだったら「駅前は人通りが多い」だって「四角い砂糖で甘い」だって、何だって俳句になると言っていたのですが、あるとき「心境がわかった」「『まっすぐな道はさみしい』ってことを言ってたんやな」自分も、自由律をはじめたので、聞いてくれと、主人公に言います。

   変な名字の人だ
   
主人公の作家が、あきれて「歌心がないじゃないか」というと、蝦乃木は「中野ぉ、これは短歌ちゃうど、俳句やど」と反論します。分かってるなあ。

あと、これは俳句として書かれたものではないのですが

   しかもフタがない     

これは、ヨシタケシンスケさんのイラスト集のタイトルです。
あ、本のタイトルって、自由律が、いろいろありそうですね。

   国旗が垂れる       
   かの人や月        
   21世紀の俳句      

上からそれぞれ、尾辻克彦、いくえみ綾、宗左近の、本の書名です。宗左近、亡くなりましたね。
かんぜんにとりとめがなくなってしまったので、また。
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