胃のかたち
上田信治による俳句研究。
201704<<12345678910111213141516171819202122232425262728293031>>201706
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
夏痩せ
「夏痩せている」
   夏痩や飯を好まず煙草のむ   青鏡(ホトトギス雑詠選集より)
   夏痩せて腕は鉄棒より重し   川端茅舎

「ひとが夏痩せている」
   夏痩の大き目の似て兄おとと  相馬黄枝
   夏痩の人元気にて話好き    高浜年尾
   処女二十歳に夏痩がなにピアノ弾け  竹下しづの女

「夏痩せを心配されている」
   母はわが顔の夏痩のみを言ふ  篠原梵

「夏痩せて死にそうである」
   夏痩の骨にとゞまる命かな   正岡子規
   夏痩の骨にひゞくや桐一葉   〃

「夏痩せて、ちょっと気分がいい」
   掌に熱き粥の清しさ夏やせて  橋本多佳子
   夏痩の頬に當てたる団扇哉   寺田寅彦
   わが部屋のきれいな四角夏痩す 高柳克弘

「夏痩せが景色になっている」
   なつやせや西日さし込む竹格子 大江丸
   夏痩の頬を流れたる冠紐    高浜虚子

「夏痩せ」おもしろい季語です。
ふつうに詠むと、しょぼい人事句になってしまいそうなのに、なかなか。
ナルシスティックな味わいが、ポイント。
スポンサーサイト
コメント
この記事へのコメント
確かに、
面白い。というか、信治さんの分類が面白い。

急に夏痩句会ということを思いつきました。
2006/07/13(木) 00:47:05 | URL | ユースケ #v14okzU2[ 編集]
ハイクマ歳時記で
やるべきことを、こっちでやってしまいました。
2006/07/13(木) 23:34:34 | URL | 信治 #-[ 編集]
コメントを投稿する

管理者にだけ表示を許可する
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック
copyright © 2004-2005 Powered By FC2ブログ allrights reserved.
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。