胃のかたち
上田信治による俳句研究。
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プープードンドン(賞のこと)
初めて出た「里」の句会で、櫂未知子さんに「あなた、角川とか応募したら」と言われて、はじめて、そんな気になった。

100パーなんの気なしのお言葉だったと思われるが、自分のような「師持たず」で始めた人間にとって、目標ができることはありがたい。〆切があると一人でつくっていても楽しいし、人に言われて始めたことは、理由も必然性もいらないので、気が楽だ。

とはいえ、性分として、いろいろ理由を考える。(ああ、賞がとりたいな)(なんで、とりたいのだろう)(とったらおもしろそうだからだな)。

個人的な動機としては、一発で評価を得られるというおもしろさ。五十句まとめて、人に読んでもらえるというのも、楽しい。句会で一句を提示するのが、摘んできた花一輪を、朝、教室にかざるようなものだとしたら、賞をとるのは、花屋を開店するみたいなものだ。

もうひとつは、自分の俳句と、世間の「俳句」をつなげてみたい、という興味。

これには少しく説明がいるが、自分の身の回りには、おもしろい俳句がちゃんとある、と思う。インターネットとか、自分の出る句会とか、一部の結社誌とか(あちこち読んだり取ったりしている)。
ところが、今、俳句世間(ハイクセケン)の俳句は、おもしろくないと定評がある。俳句のインサイダーたちが、また、現状にやたら悲観的。どうもおかしい、そんなはずはない、このギャップは必ず商売になる。商売といっても、俳句のことだから、お金にはならないだろうけど。

ふたつの山にふたつの貯水池があって、水路でつないでみたら、どっちの水位が高いか分るじゃん、みたいな。そういう意図。

気がついたら、応募上等みたいな若い人とつきあいが始っていた。うん、これは、みんなでワーワー押し寄せたら、城壁を打ち破れないまでも、なんか、中の人も何かが起こっていることに気づくんじゃないかと。
外で騒いでるあれは何? ご飯がなければカマボコを食べればいいじゃない? と。

そうしたら、今年の俳句研究賞を斎藤朝比古さんが受賞され、角川俳句賞の次席(という制度はないですが)が、さいばら天気さん。自分の中の「俳句おもしろいのになー」の、ある部分を代表するお二人が、件の貯水池に水路をつないで下さった。

あー、もう、やっぱりー! というかんじですよ。
すごい、嬉しいです。目的は達せられたから。

でも、また、世間はどっちへ転ぶか分らないので、来年も応募しますけど、角川俳句賞と俳句研究賞。

自分のそれぞれの応募作も、近々ハイクマで発表すると思います。(ネットのおかげで、これができるというのも、嬉しい)(いろんな方の応募50句が読みたい)

あ、そうだ、天気さんが、前、書かれてた「連想ゲーム」って、「渡辺君」のことなんじゃないですか? 
渚男さんに憎まれてましたねえ(笑)。

ワーワーワー、プープー、ドンドン。
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コメント
この記事へのコメント
連想ゲーム?
ああ、あの記事ですね。慧眼。

あと何句か足りないとき、いたずら心がふと湧く。やっちゃえ!とやっちゃうか、自制するか。結果はともかく戦術的には後者が正しいに決まっている。でも、私はどうも前者のようで。これは性分だからしかたない。

おっしゃるとおり。渡辺君のほかにいくつも。そのことごとくが「ひどい句」ということで、でもそれは覚悟の上だから、ある意味、本懐。捨てる気のまったくない句もある。そこは好きにさせていただく。

今回、百数十円だかの切手代で、ずいぶん遊ばせてもらいました。ラッキー。
2006/10/27(金) 17:57:42 | URL | tenki #iZL8muj2[ 編集]
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ええっと、その、なんだかどうも、角川俳句賞の候補に残ってたってことで……わたくしめの50句が選者の皆様からいろいろお叱りを受けているのを御覧になりたい方は、『俳句』11月号をどうぞ。立ち読みじゃ読み切れないかも。(販促に協力)買って読んだという方は右下の「続
2006/10/26(木) 23:48:50 | 俳句的日常 come rain or come shine 別室
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